2008/06/17

恋というのは欲しているというもので、愛というのは与えるものである。

ここのブログは、タイトルにもあるようにアマンスな話題に特化しなければいけないという使命がある。アーメンスな話題ばかりではないかという指摘は的を射ているかもしれない、それもタイトルに含まれるので許容されたい。

第1行に書いた内容は、すくなくとも後半は誤りである。
後半が誤りであると言うことは、前半は当たっているというわけであるが、そういうことはあらためて人に言われなくても分かることである。
愛は与えるがゆえに豊かなのだ。したがって愛は本質的に高邁なものなのである。強いられてやむをえずの高邁ではないのだ。人間の精神の最も高い部分から是認されなければ、愛は生まれえないものなのである。(アラン『情念論』旧版p47)


欲しているとは何か。何を欲しているか。本当に定冠詞の何かを欲しているのか?
ただ愛したいだけというのも、それを欲しているだけでは高邁でないのである。

さみしいときにキスしてくれるだけでよいのに。
そう思っているのは誰なのだろうか。

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