コーシーの積分定理の話は、昔、別のところに書いた。
複素平面上の積分であるので、証明せよと言われてもひょいひょいとできないのだけれど、数学的な話をしたいわけではない。少し言えば、f(z)が正則な領域D上での閉曲線Cの積分が0になる、というのがこの定理。正則じゃない点がCの内側にあるとゼロにならないのである。
たとえば、壁に釘を打つ。ここに輪を掛けようとする。掛けるためには、釘は輪の内側になければいけない。いろいろな輪を用意しても、釘の外に掛けた(つまり、釘に掛けていないわけだが)のでは、掛けることはできない。
笑い事ではない。
一生懸命、釘の外に輪を掛けようとしているのではないか。
何度やってもそれは無理である。
『図書館詩集』刊行!
-
ぼくの第十詩集にあたる『図書館詩集』が7月30日に刊行されました。版元は書肆リヴェルリ。長らく左右社の編集者だった東辻浩太郎さんが独立してはじめた新しい出版社の最初の本です。
各地の図書館で滞在制作するシリーズ、もとはウェブマガジン「水牛」に2022年11月から2023年10月にかけて連載していただいたも...
4 日前

0 件のコメント:
コメントを投稿