2008/07/16

忘れてしまう

明日食べるパンがあることの幸福を、忘れているのである。それ以上の幸福があろうか。何を幸福ではないと不平を漏らすのか。



「またね」と言って別れたあの日に、何を願っていたのか、もう一度思い起こしてみるべきである。
本当は、誰の幸福を願っていたのか。誰の愛によって、誰が幸福であったのか。
そして、今は幸福でないというのか、よく考えてみるべきである。

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