2009/03/30

知りすぎた奴

今週の映画は、ヒッチコックの『暗殺者の家』原題はThe Man Who Knew Too Much (1934 film)
訳せば「知りすぎた男」になる。それ、聞いたことある、と思ったのだが、邦題が「知りすぎた男」なのは、1956年のリメイク版だった。

ヒッチコックのイギリス時代の代表作らしい。
どの辺がヒッチコックかもうちょっとよく見ないと分からないというのが感想。
リメイクをしたかったヒッチコックの気持ちも分かるかもしれない。

1934年というのを考慮しないといけないというのでは、面白くないのだけれど、昭和9年なのである。昭和9年にこれを見たら、たしかに驚く。
──んじゃないかと思う。

2009/03/19

アクサン再び

向こう(主体的に覚える)に書いたが、覚えたつもりが忘れている。と言うわけでもう一度。

àèù
é
右下がりが、アクサン・グラーヴ(accent grave)
右上がりが、アクサン・テギュ(accent aigu)

記号の名前を覚えても意味がない、というかそんな必要はない。と言うことは前に書いた。
仏語の場合は実際aとuにはエギュはつかないので、あまり出てこないèに気をつければよいのである。
é と è は発音が違うのだから、フランス人は音で覚えているのだろうか。
で、どうやって、この名称を覚えるのか。
aiguにはaとuが入っているので、aとuにつかないという分かりにくい方法くらいしか思いつかない。
éはエと読むので、aigu=エギュのほうがまだ良いだろうか。
どうにもすっきりした覚え方が思いつかない。思いつかないうえに、覚えられない。

2009/03/18

不一致

Which?

現象学的に考えれば、既に何らかの先入見があり、本質が見えていないということである。
エポケーというのは、まず空の状態に自分を置くことである。
都合のよい情報だけを求めているというのは、既にバイアスがかかっているということで、それでは、情報を集める意味がない。

果たして本質があるのか、あるとすれば、誰が判断するのかという問題は発生しないのであろうか。

2009/03/16

適当に見ても

ゴダールのDVDを借りてきた。邦題は『ゴダールの決別』(原題 HELAS POUR MOI)
ながらで観ていてもまったくわからない。
真剣に見ても分からないかもしれない。

ちなみに、英語の題名は Alas for me だ。つまり、そのままだ。

2009/03/10

船旅


フェリー業界が苦境だとか。
船旅というのは、なかなか楽しい。夜行列車も一部には人気なようだけれど、何か、ブームみたいものはできないだろうか。
値段は人間だけなら高くはないけれど、旅程の時間がかかるのがネックだろうか。

お風呂の窓から水面が近くに見えていたりして、なかなか楽しい。
船の窓には波しぶきが塩の結晶になっていたりする。
そして海が広い。

2009/03/09

ヒッチコックの裏窓

『裏窓』REAR WINDOW
なるほど、面白い。

2009/03/06

書いていない映画

鑑賞したが書いていない映画(DVD)がある。ネタに困ったときに書こうと思って取っておいたわけではない。
ヒッチコック『ロープ』
レンタルしていないので、買った。廉価版500円。安いけど、つまり、著作権が切れているので、できるのである。

意外にも、今までヒッチコックの映画は、全然見ていない。「鳥」はテレビでやったのを2回くらい見た気がする。それだけである。たぶん。

『ロープ』はカット割りがされていない映画だそうな。なるほど、カメラの位置(方向?)は変わるが、ずっと繋がっている。(前の方と終わりの方で切れているが、途中の主たる場面になっている部屋のなかでは1カットで繋がっている。)
実は、最近読んだ「時間」の中でこの映画が言及されていたのだ。カットが入っていないということは観客と映画の中は同じ時間だけ経過しているわけである。

そう思ってみると、なかなか、変な感じである。自分の時間感覚が喪失しているようだ。

ヒッチコック面白いのだが、どうも好きではない。しかし、好きではないイコール観たくない、ではないのだ。
そういう年頃かもしれない。

2009/03/02

DVD版スカイ・クロラ

レンタルしてきた。
原作を読んでいないと分からないという評価が、上映時のブログなどでは散見されたが、原作読んでも分からない話なので、こんなものだ、と思う。
というより、映画ではヒントが出てしまっていると思うが、それがこの映画の謎解き、というか、目的ではないのだと思う。
いったい何か。いや、そんなものは無いのである。最初から。
大人にならないキルドレ。

放って措いても、大人になって老いていくのだが、中身はいつの間にか成長を止めてしまう。僕たちはキルドレと異なるのだ。