2008/11/29

BUENA VISTA SOCIAL CLUB

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ
のアルバムを買ってしまった。iTunes Storeの罠×映画の罠 である。
カーネギーホールでのライブ版。良い。これは良い。

一部の人びとが、カリブ海にこだわる(注目する)のも分かる気がする。

同名の映画もそうだが、キューバには立体感がある。3Dだ。
僕たち日本には、比べるとなんだか立体感がないように感じられる。
平面的でないものを、だから探し求めている渇きがあるのだ。

2008/11/26

子ども向け

今週の映画『八十日間世界一周』
誕生日のクーポンでレンタルが半額なのだった。
子ども向けの棚にあったけれど、場違いな気もする。ならばどこに置くのかというと、古典だろうか……。
この映画の冒頭に場面が出てくる、ジュールベルヌの月世界旅行の映画、見たいな──と思っていたら、ネットで見ることができるようである。Wikipediaで見つけた。
『月世界旅行』(日本語字幕つきパブリックドメイン動画)

2008/11/16

l'anniversaire

ヴィム・ヴェンダース監督の『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』(1999年)
今週の映画。主役は老人?
ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(YOU TUBE)

若いというのは何を指しているのか。
我々は、どこを射程に据えて生きていくのか、と思うに、あまりにも足許を見すぎているのではないか。

ストーリィのない映画なのだが、ストーリィは別の処にある。
そんなことより、音楽と映像が心地よい。

ヴィム・ヴェンダースのリスボン物語も音楽と映像が心地よかった。BGVにしておいても良いと思う。

2008/11/14

ノルマンディの秋祭り

ルモンドの見出しをいつも見ていないけれど、たまたまLe Poème harmoniqueというのが目についたのでざっくり見てみた。

ノルマンディの秋祭りの第三エディションが10月23日、Le Poème harmoniqueの10周年アニバーサリーで開かれました。それ(Le Poème harmonique)はすなわち、Vincent Dumestreによって1998年に設立されたバロック音楽団です。




Automne Normandie
Le Poème harmonique


ポエムアルモニック。なかなか良さそう。CDあるかしら。

2008/11/12

かもね

鴨川は無料だけれど、もう寒い気もする。
赤の白との写真を撮っているといっても、コーラの写真を撮っているわけではない。いや、コーラは茶色だが自販機は赤白なので念のため。

対角化すれば、やはり変わらないベクトルの並びは、少し寂しくて、大きなシャリテが存在している。

2008/11/10

Mais ne nous délivrez pas du mal

今週の映画。『小さな悪の華』
どうしてこういう邦題なのか。まあ、ボードレールの『悪の華』──Les Fleurs du malから取ったのか。

原題は禁止の命令形。「悪より我々を解き放つな」このmaisは英語のbutに近い接続詞なのだけれど、強調のためなのか何なのか。

制作年は1970年。なんとも挑戦的な映画になってしまっている。制作国のフランスで禁止されてしまったらしいが、反カトリック的なところが問題になったということなのだろう、と。先入見なしで観れば、素朴な映画なのかもしれない。


終わり付近のシーン。「見ているが見ない」というところか。なかなかよく作られていると思う。いや、わざとらしい? 観ている人びとを映画で観ている我々も一瞬納得してしまう怖さがある。(マタイ書13章──といいうかイザヤ書か)

神を奉ってしまって(雲の上に)、あんたらは考えなくても良いのよ、というやりかたがカトリック、と言ってしまうと、それによって悪いみたいだが、広まっているのも事実なわけで、人間の要求に一致したとも言える。
考えたくないし、自由でありたくない、そうでないほうが楽であるという、パラドックス。

考えるか考えないか、決めるのは誰なのだろうか。










ところで、この作品、1970年(日本は72年)公開で、今年初めにDVDが発売された。それまでビデオやLDなどにはなっていない。72年当時のことは当たり前だけれどネットでは分からないのである。ワンピースの短いスカートとか、たぶん、普通に流行していた頃なんだろう。しかし、そういうことは調べようがないのがネットなのだった。まあ、あと四十年後に、今のブログが検索されるかどうかもわからないのであるけれど。

2008/11/07

うーぶりー

Wikipediaで「何か」を検索しようと思っていたのだが、何かが思い出せない。
「Wikipediaで何かを検索しようとしていた」のが夢だったような気もしてきた。
どうでもいいことだとは思うが、気持ち悪い。

2008/11/06

二万マイル

映画の記事を書いていなかった。
先週の映画。
『海底二万マイル』
ジュール・ベルヌ。なかなか、なかなか。
原作とはちょっと変わっているようなので、原作を読みたい。
と思った。
と、ちょうど家に原作があるが、何故か仏語版だった。でもよく見ると、アブレジェ版だ。


ちなみに、マイルじゃなくてリューなのだった(単位が)