2008/10/29

仮初の恋

かりそめのこいというのは、なかなか良い響きであるような気がする。

もっとも、かりそめでないこいというのは無いような気もする。
あるいは、恋はかりそめでなければならないのである。

2008/10/20

古い昔話

昔のことである。

恋をする前に失恋をした、という経験をした。
本当は、失恋してから、過去にさかのぼって恋をしていたことに修正した、ということか。まあ、これはよくあることかもしれない。
この後、もう一度同じこと同じ相手にをくり返したというオチがある。
まあ、そういうこともある。
きっと、よくあることなのである。

2008/10/18

Il y a eu le ciel clair.

2008/10/13

京都で暮らしましょう

京都で暮らしましょう。お金はないけどね。

小説の書き出しとしてはおもしろそうである。どうだろうか。

2008/10/06

間違い

人間は間違うものである。
ひらきなおれば良いというわけではなくて、まあ、認めるということ。





ありもしないところに、幸せを探している。言っているのは、誰か。ヒルティだったか。
あたりまえの部分がみえなくなっているのではないか。

私は関係の中にこそ存在している。

間違ってはいけない。
自分で、これでよいと思った道を生きればよいのである。

2008/10/01

独り言

必要十分以上の脳を持ってしまった人間の不幸。
われわれは何者で、どこから来て、どこへ行くのか。

寂しいというのは間違いではない。
間違いではないが、それよりも、独りが怖い。


独りでないと生きられない、独りでいたい。
独りでも生きられる、独りである。
独りでは生きられない、独りではいたくない。

大きすぎる脳で、未来という概念を知ってしまったわれわれは何を思うのか。
そんなようなことが、小松左京氏の本に出てきた。

過去のある時点よりは、苦しくないのではないか、比較可能なのであれば、事実そうなのかもしれない。

しかし、悲壮感を地でいっている気がするが、情けないというか、莫迦ではないか。
まあ、仮に、というか事実そうだとしても、こういうものは進歩しないのである。

恋しい不定冠詞


──この世には不思議なことなど何もないのだよ。

今年の十月は少し寒く。比較的さびしい。
──いつまでも一緒には居られません。と誰かが書いていた。

普通のことである。不思議なことなどやっぱり何もない。
それが切ない理由だろうか。
かなうならば、不定冠詞のあなたと一緒にいたい。